<住宅のコツ>住宅の構造について
いつもお世話になっております。今回は最高級の買い物、「住宅」の構造の違いについて解説していこうと思います。
家と言っても建築物の主要な構造体によって大きく3つ分けられます。
まずは木造、柱や梁を木で組み上げるまさに日本的なお家です。コロナ禍以降大幅な値上げがありましたが依然、コスト面では一番いいと思います。木造に関するメリットとデメリットをまとめてみます。
メリット:コストが安く済む・リフォームしやすい・戸建住宅で一般的なため工事できる業者が多い・木自身に断熱性があるため高い断熱性が期待できる・通気性が高い
デメリット:耐用年数が短い(法定耐用年数22年)・メンテナンスは必須・害虫被害への懸念・耐火性能が少し劣る・防音、遮音性が低い
次にS造(鉄骨造)についてまとめてみます。
メリット:耐用年数が長い(厚み4mm以上の場合34年)耐震性に期待ができる・開口が広く取れる・耐火性がある・害虫被害の心配がほぼない・通気性が高い
デメリット:耐用年数が短い(厚み3mm以下の場合19年)防音、遮音性が低い・費用が木造より高い・断熱性が低い
鉄骨造は法定耐用年数が鉄骨の厚みによって違うことが明示されているので注意が必要ですね。
最後にRC造(鉄筋コンクリート造)についてです。
メリット:耐用年数が長い(47年)・耐震性がある・耐火性がある・防音、遮音性がある・気密性がある
デメリット:コストが高い・断熱性が低い・リフォームしにくい(露出なら簡単)
以上、簡単にまとめましたが、それぞれ良し悪しを見比べてもらえたらと思います。耐用年数に関してはあくまで法定耐用年数なので、定期的なメンテナンスなどにより、プラス何十年も住み続けることができます。また遮音性や断熱性なども材料を性能の高いものを使用することで改善できます(札束の力が必要ですが・・・)。
将来設計を明確に考え、建築の設計も考えていただけたらと思います。
次回は住宅を長持ちさせるには!?について語ります。
法定耐用年数の参考URL→ 国税庁 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/pdf/2100_01.pdf